

2009-09『禅 ZEN』(更新:2009/01/12)
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評価:★★★★☆
一ヶ月フリーパスポートで鑑賞の16本目。
良い映画でしたよ。
福井県にある禅寺で有名な永平寺の僧侶・道元禅師の生涯の物語です。
欲に惑わされる事なく、普通に生きろ。
そこに仏がいる。
宗教の話題ですが考え方がはっきりしていますよ。
それから八大人覚(はちだいにんがく)が道元禅師の教えの基礎だということですね。
八大人覚(はちだいにんがく)
少欲(しょうよく)
一、あまり高い目標を追い求めすぎると、破滅する。
知足(ちそく)
二、欲をいい張ったらキリがない。限度を知る。
楽寂静(ぎょうじゃくじょう)
三、のどかで美しい景色眺めると、心が澄む。
勤精進(ごんしょうじん)
四、やりたいことを一つにしぼり、無駄を省く。
不忘念(ふもうねん)
五、心が修まっていれば、人目は気にならない。
修禅定(しゅぜんじょう)
六、うまく事が運ばなかったら、一歩退いて見る。
修智恵(しゅちえ)
七、前向きの話を聞いていれば、混乱しない。
不戯論(ふけろん)
八、無益な口論ほど、社会を乱すものはない。
禅を行い欲や邪念を払い己の仏と向き合うのが修行。
よって、どれだけやれば終わりというものではない。
生涯修行という教えでもある。
人間には底なしの欲がある(ヘルボーイでも言っていた。)ので油断すると俊了(高良健吾)の様になり自分を許せなくて永平寺を出ることになったりする。
それにしても、中村勘太郎の道元禅師が趣きもあって良いです。
・・・あとは映画館でご鑑賞ください。
近々『チェ 39歳 別れの手紙』『感染列島』『ザ・ムーン』『戦場のレクイエム』『誰も守ってくれない』『007/慰めの報酬』『マンマ・ミーア!』『20世紀少年 第2章』を観たいです。
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『禅 ZEN (2008)』作品情報
■作品情報詳細
鎌倉時代に生きた、座禅を行じる曹洞宗の開祖・道元禅師の伝記映画。日本の美しい四季の風景も見どころだ
■映画データ
カテゴリ 【ドラマ】
製作年 2008年
製作国 日本
時間 128分
公式サイト http://www.zen.sh/
公開日 2009-01-10〜
配給 角川映画
系列 全国にて
公開時コピー 喜びも苦しみも涙も・・・。あるがままに。
■ストーリー
鎌倉時代。仏道の正師を求め、24歳で宋へ渡った道元。修行を積んで悟りを得た道元は、帰国して如浄禅師の教えを打ち立てることを決意する。周囲には次第に道元の教えに賛同するものが増えてくるが、それを妬んだ比叡山の僧兵の圧迫により、道元たちは越前へ移る。永平寺を建立して門徒たちの指導に励む道元のもとへ、ある日六波羅探題の義重が訪れた。時の執権・北条時頼を怨霊から救って欲しいというのだ。道元は求めに応じて、鎌倉へと向かう。
親鸞や日蓮に比べドラマチックなエピソードが少ないためか、また小説や映画に登場することも少ないためか、その生涯や人物像が門徒以外にはあまり知られることがない曹洞宗の開祖、道元。本作はその道元の生涯を追いながら、彼が説いた「禅」とは何かを描いた伝記映画だ。道元を演じるのは、歌舞伎俳優の中村勘太郎。青年期から晩年までの道元を一気に演じきっている。その他にも、遊女から道元に帰依して出家するというヒロインのおりんを内田有紀、若き執権・北条時頼を藤原竜也が演じている。監督・脚本は『光の雨』や『丘を越えて』の高橋伴明。四季の移り変わりが美しい日本の風景や、雄大な中国ロケも見どころだ。ちなみに『ファンシイダンス』のお寺はこの曹洞宗がモデル。
■スタッフ・キャスト
原作者 大谷哲夫
監督 高橋伴明
出演 中村勘太郎 :道元禅師
内田有紀 :おりん
藤原竜也 :北条時頼
ティ龍進 :寂円/源公暁
高良健吾 :俊了
安居剣一郎 :義介
村上淳 :懐奘
勝村政信 :波多野義重
鄭天庸 :如浄
西村雅彦 :浙翁
菅田俊 :公仁
哀川翔 :松蔵(おりんの夫)
笹野高史 :老僧
高橋惠子 :伊子(道元(文殊丸)の母)
■関連記事
禅 ZEN
http://cinematoday.jp/movie/T0006827
『禅 ZEN』
http://www.cinemacafe.net/movies/cgi/21673
禅 ZEN (2008)
http://www.eigaseikatu.com/title/23889
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